贈り物が決まったら、次は贈り方を考えましょう。
ちょっとしたプレゼントであれば、そこまで凝った演出は必要ありませんが
誕生日などのお祝いや記念日など、せっかくなら贈り方についても考えてみてはいかがでしょうか。
「ロケーション」と「シチュエーション」、「タイミング」に気をつけて渡せば、ぐっと素敵な贈り物になりますよ。
思い出の場所で渡す、夜景のきれいな場所で渡す、相手が行きたがっていた場所で渡す、など「ロケーション」は大切です。
次に喜ばれる贈り方の「シチュエーション」ですが、隠しておいて探してもらったり、お店に頼んでサプライズをしてもらったり、普段は言えないようなことが沢山詰まった手紙を添えるのもひとつです。
最後に「タイミング」ですが、これが一番重要です。
予め贈ることを大々的に伝えておくのではなく、ある程度、焦らして渡すのがよいでしょう。
そうすれば、例え普段と変わらない日常で渡したとしても、思い出になる贈り物となるでしょう。
せっかくの贈り物、相手にとっても自分にとっても良いものにしたいですね。
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喜ばれるプレゼントの渡し方
オー・ヘンリー「賢者の贈物」
プレゼントをテーマにした有名な短編小説に、オー・ヘンリーの「賢者の贈物」があります。ここではこの物語を紹介します。
ジェイムズ・ディリンガム・ヤング夫妻は貧乏でした。明日はクリスマスだというのに、お互いのプレゼントを買う金さえありませんでした。 そこで妻のデラは、自分の美しい長い髪を20ドルで売り、その金で、夫ジムご自慢の金時計に付けるプラチナの時計鎖を、夫へのクリスマスプレゼントとして買いました。
家に帰ってジムを待っていると、しばらくして帰ってきたジムは、デラの髪を見て呆然とします。そしてようやく、彼女へのクリスマスプレゼントをテーブルにほうり投げます。デラがそれを開けると、中にはデラがずっと欲しがっていた鼈甲の櫛のセットが入っていました。
デラは泣きますが、やっとの思いで立ち直り、自分が買ったプレゼント、時計鎖をジムに渡します。しかし、それを見てジムはこう言いました。「プレゼントはもうしまっておこう。時計は櫛を買うために売ってしまったんだ。」
――一見無駄になってしまったかに見える二人のプレゼント。しかし実はそれらが、お互いにとって最も喜ばしいプレゼントだったと言えるのかもしれません。オー・ヘンリー傑作中の傑作です。
手作りのプレゼント
心のこもった手作りのプレゼントは、贈る側も受け取る側も嬉しい気持ちになるものです。特に子どもが作った手作りプレゼントは無条件で喜ばれるものでしょう。似顔絵、お菓子、手芸品、工作物など、どんなものでも贈られた側は心が癒されます。
大人が手作りの品をプレゼントする場合はそのように簡単には行きませんが、気心が知れていて喜んでもらえることが分かっている相手にはもちろん良いでしょう。
そうでない場合には、この人に果たして手作りの品を贈って良いものかどうか、不安になる時もあると思います。そのような時は、プレゼントに添えるカードに工夫を凝らして手作り感を出すなどはどうでしょうか。例えば、和紙に押し花をして季節感を出したり、旅先で買ったシールや包装紙などを貼って旅行の雰囲気を演出したり、パソコンで凝ったデザインを自分で作成したり、色々な工夫ができます。
また、ラッピングに趣向を凝らすというのも一つの手です。最近では色とりどりの包装紙やリボンが売られていますので、工夫次第で自分のセンスをうまく相手に伝えることができます。
相手の立場に立って
プレゼントを選ぶ際の基本は、相手が喜ぶものを選ぶということです。往々にして人は、自分が食べておいしかった食べ物、自分が気に入ったファッショングッズ、自分が読んで面白かった本、自分が聴いて良かったCDなどを贈りたがりますが、相手が自分と同じ感性であるとは限りません。それよりも、相手の立場に立って、相手の好みを充分考えてプレゼントを贈れば、きっと喜ばれます。
また、相手の状況を知っておくことも必要です。例えば、入学祝を贈るときに、親とよく相談しないで贈ってしまい、ランドセルがダブってしまったり、学校で禁止されているキャラクターの文房具だったりすると、もったいないことになります。また例えば、外国人に、その国ではタブーとされている食物などを贈ってしまっても迷惑でしょう。
欲しいものが無いという方には、現金や商品券、旅行券などを贈るのも一つの手だと思います。一見味気ないように思えますが、相手の立場に立つことを基本に考えると、そのほうが喜ばれるならそれも良いのではないでしょうか。
入院中に喜ばれるプレゼント
入院中に贈ると喜ばれるプレゼントは何でしょうか。入院している人をお見舞いする時は、気の効いたプレゼントを選びたいものですよね。
骨折をして寝ている若い人なら、退屈をまぎらわすことができることを考えてあげましょう。パズルやクイズなどの雑誌や推理小説など喜ばれます。
病気で体力が落ちている人にプレゼントを贈る時は、あらかじめ相手の体調を家族の人に確認しておきましょう。花はお見舞いの定番ですが、病室が狭いと邪魔になったり、花の匂いが病人にとってつらいこともあるので、お見舞いなら花が一番と決めつけない方が良いでしょう。
病室は殺風景になりがちです。明るい色のポスターやカレンダーは、部屋を明るく見せてくれるので病人に元気を与えてくれます。壁に傷をつけないで使えるポスター用のシールと一緒にお見舞いに持って行けば喜ばれそうですね。
入院患者本人だけでなく、付添いの家族へのプレゼントも喜ばれるものです。「これはあなたへのプレゼント」といって、かわいくラッピングしたスィーツを贈れば喜ばれることでしょう。このように、入院中のプレゼントで大切なのは相手の立場に立って考えることです。
世代別のプレゼント
子どもが喜ぶプレゼントは年代によって異なります。ゲーム機やゲームソフトは年代を問わず人気ですが、小学生にはキャラクターグッズも人気があります。中学生になると、パソコンや音楽を聴くための家電製品に人気が移っていきます。
成人男性には、お酒が人気があります。いつも好んでる銘柄もいいですが、少しリッチなものも喜ばれます。ただし、体調によっては貰っても飲めないこともあるので注意しましょう。それに続き、第一線で活躍している世代はネクタイも好まれます。それ以降の世代は商品券などの金券類があがっています。
女性はすべての世代で、花束が喜ばれます。女性はいくつになっても花が好きなようです。次いでお母さん世代はおいしい食事や旅行が人気で、少し家事をお休みしたいという意識の表れとも思えます。それ以降の世代は男性と同じ、金券類があがっています。
世代に関係なく、相手が自分を思ってくれるというのはうれしいものです。手紙やカードなど、言葉を添えるといいですね。
変わったプレゼント
「喜ばれる」ことこそプレゼントの所以ですが、最近ではちょっと面白く変わったプレゼントが登場してます。それは「月の土地」です。月の土地ギフトは月の土地の権利書に名前を入れて贈ることができるので思い出に残るギフトになる・・・とは思いますけど、どうでしょうか。 月の土地1エーカーの権利書で、サッカーグランドと同じくらいの土地の権利だそうですが、将来月面に人間が住むようになっても、それは有効なんでしょうか。と、思わず現実的に考えてしまうような筆者みたいな人間には、贈らない方が無難です。ですが、意外と人気らしいんです。ちなみに、月以外にも、火星や金星の土地の権利書もあるそうですが・・・。
最近のものではないでしょうが、結婚や出産のお祝いに人気なのが、デコチョコ(チロルチョコ)です。中身はチロルチョコですが、包装紙に写真をプリントするサービスです。(http://www.decocho.com/)
女性に人気が高いのは、エステギフト券です。彼女はもちろん、奥様へのプレゼント。これは「自分では買わないけど、もらうと嬉しいプレゼント」の例外かもしれませんね。
プレゼントは相手を思いやる気持ち
贈り物は本当に難しいと感じます。親しい間柄ならそんなに問題ないことが多いのですが、取引先や上司などへの贈り物には特に気を配らなければなりません。贈った相手が気を遣ってしまったり困ってしまう贈り物も少なくありません。とにかく、大事なのは事前のリサーチです。プレゼントのタイミング内容などを考慮して選び、贈らなければ相手は喜んでくれないでしょう。プレゼントが喜ばれる最大の秘訣は、やはり、プレゼントを贈るあなた自身の気持ちです。気持ちのこもったプレゼントは何よりも嬉しいものです。同じ物でも、適当に選んだプレゼントと相手の事を思いながら、一生懸命に選んでくれたプレゼントでは価値が全く違います。よく聞くのが、「自分では買わないけど、プレゼントされると嬉しい(助かる)もの」です。一見、相手を思いやっているように見えますが、本当にそうでしょうか。自分では買えない高価なものならまだしも、普段から目にしつつも、自分では買わないものを、どうしてプレゼントにして相手が喜ぶと思えるのでしょう。プレゼントは相手を思いやる気持ちを形にしたものです。忙しさにどうしても形式的になりがちですが、どうか、「思いやる」気持ちは忘れずに。